結論

コープデリの利用手数料が0円になる道は5つあります。注文額を無料ラインに届かせる/年齢による割引に当てはまる/3人以上のグループで使う/ステーションで受け取る/デイリーコープを使う、のいずれかです。

このうち注文額のラインだけが都県で大きく違います。東京・埼玉・千葉は税別6,000円で0円になりますが、栃木は税別12,000円と倍です。

赤ちゃん割引・グループ利用・ステーション受け取りは注文額に関係なく0円なので、当てはまる人はライン計算そのものが要りません。

(2026-08-11に公式サイトで確認。手数料はすべて税込、無料ラインの判定は税別の注文額で行われます)

食材宅配全体の考え方と比較表は食材宅配を実質コストで比べるにまとめています。このページはその中の「手数料をどう0円にするか」だけを詳しく見ます。

手数料は「基本手数料」と「配達手数料」の2つでできている

コープデリのウイークリーコープの手数料は、1本の金額ではなく2つの合計です。

都県 基本手数料 配達手数料 合計(1回)
東京・埼玉・千葉 88円 110円 198円
茨城 88円 110円 198円
群馬 100円 110円 210円
栃木 110円 110円 220円
長野 110円 110円 220円
新潟 88円 132円 220円

内訳が分かると、割引の効き方も読めます。東京都のシルバー割引(65歳以上)とふれあい割引(障害者手帳をお持ちの方)が「88円になる」のは、配達手数料110円のほうだけが0円になるという意味です。合計が0円になる割引とは別ものです。

0円にする5つの道と、その条件

東京都の場合、公式サイトに載っている条件はこうなっています。

0円にする方法 注文額の条件 手数料
赤ちゃん割引(妊娠中〜1歳未満) なし 0円
3人以上のグループ利用 なし 0円
ステーション受け取り なし 0円
子育て割引(1歳〜小学校入学前) 税別3,000円以上 0円
注文額で無料 税別6,000円以上 0円
シルバー割引・ふれあい割引 なし 88円

上の3つは注文額をいくらにしても0円です。少量ずつ頼みたい共働き世帯にとっては、無料ラインを追いかけるよりこちらのほうが確実です。

割引の中身と対象年齢も都県で違います。新潟だけは赤ちゃん割引の対象が「妊娠中〜3歳未満」で、東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野(いずれも1歳未満)より2年長く使えます。

月の注文額から、何回に分けても0円のままかを出す

手数料は配達1回ごとにかかるので、同じ金額を買うなら回数を減らすほど1回あたりの注文額が上がり、無料ラインに届きやすくなります。

月に宅配で買う金額を決めて、それを何回に分けられるかを都県別に計算しました。ウイークリーコープは週1回配達なので、月の配達回数は最大4回として扱っています。

都県 無料ライン(税別) 税込の目安 月24,000円を買うなら 月48,000円を買うなら
東京・埼玉・千葉 6,000円 約6,480円 4回(毎週)まで0円 4回(毎週)まで0円
新潟 9,250円 約9,990円 2回まで0円 4回(毎週)まで0円
長野 10,000円 約10,800円 2回まで0円 4回(毎週)まで0円
茨城 11,000円 約11,880円 2回まで0円 4回(毎週)まで0円
群馬 11,000円 約11,880円 2回まで0円 4回(毎週)まで0円
栃木 12,000円 約12,960円 2回まで0円 4回(毎週)まで0円

税込の目安は食品の税率8%で換算した参考値です。実際の判定は税別の注文額で行われます。

読み取れることは2つです。月48,000円ぶん買う家庭なら、どの都県でも毎週頼んで0円。月24,000円の家庭は、東京・埼玉・千葉だけが毎週0円で、残りの5県は隔週にまとめる必要があります。

同じ買い方でも、都県で年11,440円変わる

1回に税別6,000円ずつ、毎週頼む家庭を考えます。

コープデリのウイークリーコープで1回に税別6,000円ずつ毎週(年52回)頼んだ場合の、年間の利用手数料の比較(税込・2026年8月11日に公式サイトで確認)。東京・埼玉・千葉は無料ラインが税別6,000円で、1回6,000円がちょうどラインに届くため手数料は毎回0円、年間0円。栃木は無料ラインが税別12,000円で1回6,000円では届かないため手数料が毎回220円かかり、220円かける52回で年間11,440円。買う商品も金額も同じなのに、住んでいる都県だけで年間11,440円の差が出る。栃木の家庭が同じ金額を隔週にまとめて1回12,000円にすれば無料ラインに届き、この11,440円は0円になる。
  • 東京・埼玉・千葉なら6,000円が無料ラインちょうどなので、手数料は年0円
  • 栃木は無料ライン12,000円に届かないので毎回220円。年52回で11,440円

同じ商品を同じペースで買っているのに、住んでいる場所だけで年1万円以上違います。栃木の家庭が隔週12,000円ずつにまとめれば、この11,440円はそのまま0円になります。

買う中身を変える必要はありません。変えるのは配達の回数だけです。

0円にできないときは、1回あたりの食数で薄める

無料ラインに届かず、割引にも当てはまらない場合は、手数料が毎回上乗せされる前提で計算します。手数料は配達1回につき1回なので、1回にまとめて頼んだ食数で割った金額が、1食あたりの上乗せ額になります。

考え方と具体的な数字は食材宅配を実質コストで比べるに置いています。自分の注文回数を入れて計算する場合は実質コスト計算をお使いください。

デイリーコープは手数料そのものがかからない

コープデリには週3日以上から毎日届く「デイリーコープ」があり、公式FAQに「配達手数料はかかりません」と記載があります(faq.coopdeli.jp カテゴリ497)。

ただし週3日以上からの注文が条件で、週2日・週1日の注文は受け付けていません。手数料は0円ですが、注文の下限があるというトレードオフです。

なお料金表ページと商品紹介ページには手数料の記載自体がなく、無料であることはFAQ側でのみ確認できました。

オイシックスのような「段階制の送料」の読み方

コープデリの手数料が「ラインを超えたら0円」という一段の仕組みなのに対して、オイシックスの送料は注文金額が上がるほど段階的に下がり、一定額以上で0円になる形です。定期宅配を使うか都度購入かでも、住んでいる地域でも変わります。

段階制でも、まとめるほど1回あたりが軽くなるという考え方は同じです。見るべきなのは「送料無料」という言葉ではなく、0円になる金額と、自分が1回にそこまで届くかです。

定期宅配(おいしっくすくらぶ)会員・本州の場合、公式サイトの送料は次のとおりです(送料の金額は税込、区切りは注文金額の税抜・2026-08-12に公式サイトで確認)。

1回の注文額(税抜) 送料(税込)
1,999円以下 1,200円
2,000円〜4,499円 600円
4,500円〜6,499円 300円
6,500円以上 0円

北海道・四国・九州と沖縄は別料金で、定期宅配を使わない場合はさらに高くなります。コープデリと違って「0円になるライン」が税抜6,500円と低い代わりに、そこに届かないと最大1,200円かかります。金額の詳細は食材宅配を実質コストで比べるの下の比較表に載せています。

出資金は手数料とは別のお金

生協に加入するときに預ける出資金は、退会時に全額返還されると公式サイトに書かれています。返ってくるお金なので、このサイトでは実質コストに含めていません。詳しくは食材宅配を実質コストで比べるをご覧ください。

よくある質問

割引と注文額の無料は、どちらが優先されますか

公式サイトには併用の可否についての記載が見当たりませんでした。ただし赤ちゃん割引・グループ利用・ステーション受け取りは金額に関係なく0円なので、これらに当てはまる場合は無料ラインを気にする必要がありません。

引っ越したら手数料は変わりますか

変わります。生協は都県ごとに別の組織が運営していて、手数料も無料ラインも出資金額も違います。確認できた範囲では手数料198円〜220円、無料ラインは税別6,000円〜12,000円と、倍の開きがあります。

手数料の金額はいつの情報ですか

2026-08-11に、コープデリ公式サイトの都県別ページで確認したものです。料金は改定されることがあるので、申し込み前にお住まいの都県のページで確認してください。

隔週にまとめると食材が傷みませんか

1回の注文を大きくすると、生鮮品を使い切れるかという問題は出てきます。冷凍品や日持ちする商品を隔週のまとめ買いに回し、生鮮品だけを別の手段で買うと調整しやすくなります。手数料の計算だけで回数を決めず、使い切れる量とあわせて考えてください。