結論

食材宅配の「1食◯円」は商品の値段だけで、配達にかかるお金(送料・配達手数料)が入っていません。

この手数料は「1回の配達ごと」にかかります。つまり1回にまとめて頼む人ほど1食あたりは安く、少しずつ頼む人ほど高くなります。 同じサービスを使っていても、頼み方で1食あたりの実質単価は変わります。

たとえばコープデリのウイークリーコープは、東京・埼玉・千葉なら1回198円(税込)。1回に4食ぶん頼めば1食あたり約50円、10食ぶんなら約20円の上乗せです。さらに1回の注文が税別6,000円以上になると手数料は0円になります(2026-08-11に公式サイトで確認)。

そして生協の出資金は退会するときに返ってくるお金なので、このサイトでは実質コストに入れていません。最初に払う金額としては別に見てください。

選び方の3ポイント

1. 「1食◯円」ではなく「1回の配達にいくら上乗せされるか」で見る

比較サイトによく出てくる「1食◯円」は、ほとんどが商品の値段だけです。実際に払うのは、そこに配達1回ぶんの手数料を足した金額になります。

見るべき数字は3つだけです。1回の配達にかかる手数料/それが無料になる注文金額/自分が1回にどれくらい頼むか。 この3つが決まれば、1食あたりの実質単価は自分で計算できます。

2. 手数料が無料になる条件を、料金表より先に読む

食材宅配の手数料は「一定額以上の注文で無料」という形がほとんどです。ここが分かれ目になります。

コープデリの場合、無料になるラインは住んでいる都県で違います。公式サイトで確認できたのは、東京・埼玉・千葉が198円(税別6,000円以上で無料)、茨城が198円(税別11,000円以上で無料)、栃木が220円(税別12,000円以上で無料)、群馬が210円(税別11,000円以上で無料)、長野が220円(税別10,000円以上で無料)、新潟が220円(税別9,250円以上で無料)でした(いずれも税込・2026-08-11確認)。

同じサービスでも、東京なら月2回のまとめ買いで無料にできる金額が、栃木では倍の注文額が必要になります。「送料無料」という言葉ではなく、無料になる金額のほうを見てください。

3. 返ってくるお金と、返ってこないお金を分ける

生協に加入するときに払う出資金は、預けるお金です。コープデリの場合、東京・千葉・埼玉・茨城・栃木が500円、群馬・長野・新潟が1,000円で、脱退するときに全額返ってきます(2026-08-11に公式サイトで確認)。

一方、入会金・年会費・手数料は払ったら戻りません。コープデリは入会金・年会費ともになし(出資金を預けるだけ)と公式サイトに明記されています。

このサイトでは、返ってくる出資金を実質コストに含めていません。含めてしまうと「最初にお金がかかるサービス」が不当に高く見えるからです。ただし加入時の持ち出しではあるので、そこは分けて書いています。

実質コストで比べる

手数料は「注文回数」ではなく「1回あたりの食数」で効く

手数料は配達1回につき1回かかります。ですから、割り算の分母になるのはその1回で頼んだ食数です。

コープデリの東京・埼玉・千葉(1回198円・税込)で計算するとこうなります。

  • 1回に3食ぶん → 1食あたり +66円
  • 1回に4食ぶん → 1食あたり +約50円
  • 1回に10食ぶん → 1食あたり +約20円

同じ手数料でも、1食あたりの重さが3倍以上違います。「たまに少しだけ頼む」使い方がいちばん割高になる、というのはこの計算から出てきます。

無料ラインに届くかどうかで、年間1万円近く動く

税別6,000円未満の注文を毎週続けると、198円×4回=792円が毎月かかります。1年では9,504円です(単純に12倍した計算)。

逆に、同じ量を月2回にまとめて1回あたりを税別6,000円以上にできれば、手数料は0円になります。買う中身を変えなくても、頼む回数を変えるだけで年1万円近く変わるということです。

なお、コープデリには手数料が割引・無料になる制度もあります(東京都の場合)。妊娠中〜1歳未満の赤ちゃん割引は金額に関係なく0円、1歳〜小学校入学前の子育て割引は税別3,000円以上で0円、3人以上のグループ利用は金額に関係なく0円、店舗などのステーション受け取りも0円です。65歳以上のシルバー割引と障害者手帳をお持ちの方のふれあい割引は基本手数料88円のみになります。割引の中身と条件も都県ごとに違うので、お住まいの地域のページで確認してください。

商品そのものの1食単価も、公式の数字で見る

コープデリのウイークリーコープはカタログから1点ずつ選ぶ仕組みなので、「1食いくら」という決まった価格が公式サイトにありません。そこで比較用の目安として、公式料金表に載っているデイリーコープの舞菜弁当(おかず5品+ごはん)680円(税込)を使っています。ほかに舞菜ミニ弁当464円、舞菜おかず702円、舞菜しっかりおかず756円、舞菜御膳842円、ミールキット主菜コース885円(いずれも税込)が公式料金表にあります。

このデイリーコープは、公式サイトに「配達手数料 無料」と書かれています。ただし週3日以上からの注文が条件です。ここは「手数料は無料だが、注文の下限がある」というトレードオフとして見てください。

オイシックスは、まだ金額を載せていません

オイシックスも送料は「注文金額が上がるほど安くなり、一定額以上で無料」という段階制で、しかも定期宅配を使うか都度購入かでも変わります。仕組みとしては上に書いた考え方と同じで、1回の注文をどこまでまとめられるかが実質コストを決めます。

ただし、今回の調査では公式サイトの商品ページに接続できず、ミールキットの税込価格を公式で確認できませんでした。このサイトは公式で確認できていない金額を載せない方針なので、オイシックスの金額はまだ書いていません。下の比較表でも、確認済みのサービスだけを計算に入れています。確認でき次第、この記事も更新します。

よくある質問

「1食◯円」に送料は入っていますか

基本的に入っていません。食材宅配の1食単価は商品の値段を指すことがほとんどで、配達1回ぶんの手数料や送料は別に加算されます。契約前には、料金表とあわせて必ず送料のページを見てください。

生協の出資金は「かかるお金」として数えるべきですか

このサイトでは、実質コストには入れず、加入時の持ち出しとして別に扱っています。コープデリの出資金は脱退時に全額返還されると公式サイトに書かれているためです。ただし返還までの手続きや期間は公式のFAQで個別に案内されているので、脱退の前に確認してください。

手数料を安くする方法はありますか

いちばん確実なのは、注文を1回にまとめて無料ラインに届かせることです。あわせて、子育て世帯向けの割引、高齢者向けの割引、複数人でのグループ利用、店舗などでの受け取りといった制度が用意されている場合があります。条件と金額は地域によって違うので、お住まいの地域のページで確認してください。

引っ越すと料金は変わりますか

生協は都県ごとに別の組織が運営しているため、手数料の金額も、無料になる注文金額も、出資金の額も変わります。コープデリの場合、手数料は198円〜220円、出資金は500円か1,000円という違いが公式サイトで確認できました。引っ越し先の地域のページで確認し直してください。

結局どのサービスがいちばん安いですか

使い方によって変わるので、このサイトでは順位を断定していません。 1回にまとめて注文できる人は手数料が無料になりやすく、商品代金の安いサービスが有利です。逆に少量ずつ頼みたい人は、手数料が上乗せされ続ける前提で計算する必要があります。下の比較表は、確認できた費用をすべて足した実質コストの安い順で並べています。自分の注文回数を入れて計算したい場合は実質コスト計算のページをお使いください。

もっと詳しく

  • 食材宅配の手数料を0円にする条件 — コープデリの利用手数料が0円になる無料ラインは都県で倍違います。月にいくら買うなら何回に分けても0円のままか、都県別に計算しました